
なんだか胃が重い…。
特に食べすぎたわけでもないのに、体がどんより重たい。
それ、もしかすると「胃腸からのSOS」かもしれません。
寒暖差や日々のストレス、無意識の食べすぎ、冷たい飲み物のとりすぎ…
気づかないうちに、胃腸は思っている以上に疲れています。
週の後半や週末にかけては、“整えるごはん”でからだをリセットするのがおすすめです。
そこで登場するのが「リセット一汁一菜」。
やさしく、あたたかく。そんな食事で、体も心もゆるめていきましょう。
🥄「リセット一汁一菜」って?
「リセット一汁一菜」は、消化にやさしく、でも栄養はしっかりとれる食事スタイル。
「しっかり食べなきゃ」とがんばるより、“あえて軽く”することで整えるのがポイントです。
たとえばこんな工夫をします
・水分多めの主食(おかゆ・雑炊・スープごはん)
・油控えめの主菜(蒸し物・煮物・和え物)
・やわらかくて消化にやさしい食材(かぶ・豆腐・白身魚・卵)
体に“やさしくて心もほっとする”内容を意識してみましょう。

🍵 実践アイデア:こんなメニューで「リセット」
【消化を助けるやさしい汁・ごはんもの】
🍚 鶏スープ雑炊(レシピ紹介)

胃腸にやさしい鶏としょうがの雑炊。冷えや食べ疲れの日にも。
材料(2人分)
- ごはん:軽く茶碗2杯
- 鶏むね肉:100g(そぎ切り)
- 豆腐:1/3丁(さいの目切り)
- 長ねぎ:1/2本(斜め薄切り)
- しょうが:1かけ(千切り)
- やすまる出汁:1パック
- 水:500ml
- 醤油:小さじ1/塩:少々
作り方
- 鍋に水とやすまる出汁を入れて火にかけ、鶏肉・しょうが・ねぎを加える
- 沸騰後に弱火で2分煮て、豆腐とごはんを加える
- 軽く煮て醤油と塩で味を調え、器に盛る
その他おすすめ汁物・ご飯もの
・かぼちゃと豆腐のとろみ味噌汁
・かぶのおかゆ(だし香るやさしい味わい)
・小松菜としめじのスープごはん
・大根おろし雑炊(長ねぎ・卵入り)
🥢 白身魚の蒸し物(レシピ紹介)

しっとりやわらか、ポン酢でさっぱりといただける一品
材料(2人分)
- 白身魚(たら・鯛など):2切れ
- 青じそ:2枚
- 酒:小さじ2
- ポン酢:適量
作り方
- 魚に酒をふって5分ほどおく
- 耐熱皿に魚を並べ、ふんわりラップをして電子レンジで2〜3分加熱
- 青じそをのせて、ポン酢をかける
その他のおすすめ一品:
・にんじんしりしり(卵でたんぱく質もプラス)
・だし巻きたまごと温野菜
・厚揚げの含め煮(しっとり、じんわり)
・納豆とオクラの和えもの(ネバネバは腸の味方)

よく噛んでゆっくり食べることも、リセットの一部です。
🌿 消化を助ける3つのコツ

「温かく・やわらかく・うす味」で
→ 胃腸への刺激を減らし、自然に回復を促します。
「油控えめ・蒸す・煮る・おろす」調理法を活用
→ 食材のうまみを生かして、からだに負担をかけません。
しょうが・大根おろし・ねぎは名脇役
→ 消化を助けるだけでなく、味のアクセントにも◎
おわりに
「疲れてるときこそ、ちゃんと食べなきゃ」
そう思ってがんばる気持ち、とてもわかります。
でも実は、そんな時ほど、“軽くてやさしいごはん”が正解。
胃腸を休めるだけで、体の重さや気分の落ち込みまでスッと軽くなることもあります。
週に1日だけでもいい。
「今日は整えるごはんにしよう」と思った日に、
ぜひ「リセット一汁一菜」を取り入れてみてくださいね。

